※本記事にはプロモーション(広告)が含まれています。

【2026年版】石川県の注文住宅おすすめ住宅会社5選|特徴・坪単価を比較

石川県の街並みと風景

先に結論|タイプ別のおすすめ

掲載順は当サイト独自の総合ランキングではありません。①建てたい市町が対応エリアに入っているか → ②重視したい性能(断熱・気密か、耐震か) → ③建物以外の工事費や、駐車場・門・庭まで含めた見積総額、の順に見て、自分の条件に合う会社から確認してください。

  • 全館床暖房と断熱を大手で選ぶ

    一条工務店

    注意点 本社は県外(東京・浜松)。坪単価は全国基準の目安

  • 断熱・気密の数値で選ぶ

    セイダイ

    注意点 耐震は「全棟耐震等級3または3相当」の書き方。坪単価は非公表

  • 構造計算と県産材で選ぶ

    玉家建設

    注意点 保証の年数は公式のページに書かれていない。坪単価は非公表

  • 耐震とコミコミ価格で選ぶ

    秀光ビルド

    注意点 価格は金沢店のイベントのページから。C値は公式のページに書かれていない

  • 長期の保証と実績で選ぶ

    さくら

    注意点 断熱等級は商品ページに明記なし。坪単価は非公表

注文住宅 石川県の住宅会社の比較 いま見ています
平屋石川で平屋に強い住宅会社7選記事を見る →

石川県は北陸にあり、全県が豪雪地帯に指定されています。ただし省エネ基準の地域区分では、金沢市・小松市・野々市市・白山市(旧松任)が「6地域」、七尾市・輪島市・珠洲市・加賀市など能登・加賀周辺が「5地域」に区分されます(国土交通省 地域区分表)。加賀平野は隣の富山・新潟(主要部が5地域中心)より1ランク穏やかな6地域ですが、重い湿雪と多湿の北陸であることは変わらず、断熱等級6(UA値0.46)が実質的な競争ラインです。上位ビルダーはUA0.34級(等級6の上位)を掲げています。

気候とリスクは加賀(かが)と能登(のと)で大きく分かれます。加賀は金沢市・白山市・野々市市・小松市・加賀市・能美市など県南部から中央、能登は七尾市・輪島市・珠洲市・羽咋市・かほく市・志賀町・穴水町・能登町など県北部の能登半島を指します。加賀平野(金沢・白山・小松)は冬に重く湿った雪と雷を伴い多湿で、山間部(白山市白峰・尾口など旧村)はさらに寒冷な区分になる場合があります。能登は日本海の冬型による風雪が特徴です。夏はフェーン現象で高温多湿になるため、通年の断熱・調湿性能も問われます。

そして2024年1月1日の能登半島地震(最大震度7)以降、県全域で耐震等級3・許容応力度計算・制震ダンパーへの関心が非常に高まっています(石川県 住まいの再建に向けた支援)。断熱・気密(UA値・C値・断熱等級・全棟気密測定)と耐震の両立が、石川の家づくりの最大の競争軸です。

この記事では、石川の家づくりで頼れる5タイプを、坪単価・本体価格の目安とあわせて比較します。

この記事に出てくる専門用語
  • UA値:室内の熱が外へ逃げやすいかを示す数値。小さいほど逃げにくい
  • C値:家の隙間の少なさを示す数値。小さいほど隙間が少ない
  • HEAT20 G1・G2:民間団体が定めた断熱性能の水準。国の省エネ基準より高い目標
  • ZEH:光熱費を抑えやすい省エネ住宅の基準
  • 耐震等級3:建築基準法の1.5倍の強さ
  • 制震:揺れそのものを吸収して建物の損傷を抑える仕組み
  • 許容応力度計算:地震や風に耐えられるかを部材ごとに詳しく計算する方法
  • 躯体:建物を支える骨組み
  • 開口部:窓やドア
  • 坪単価:1坪あたりの建築費(1坪は約3.3㎡)
  • 付帯工事費:地盤改良や給排水など、建物本体以外の工事費
  • 外構:駐車場・門・塀・庭など建物の外側
  • 延床面積:各階の床面積を合計した広さ
  • 規格プラン・規格住宅:用意された間取りや仕様から選ぶプラン
  • 自由設計:間取りや仕様を一から相談できるプラン
  • 気密測定:家の隙間の少なさ(C値)を実際に測ること

石川県のおすすめ住宅会社5社 比較表

石川県のおすすめ住宅会社5社の本社・対応エリア・坪単価・本体価格・特徴の比較
会社名本社対応エリア坪単価の目安本体価格の目安特徴
一条工務店 東京都江東区(静岡県浜松市にも本社)・県外全国(石川は金沢・金沢東・野々市の計3展示場)70〜100万円(住宅情報媒体の掲載値をもとにした目安・全国基準)約2,310万〜3,300万円(延床33坪)外内ダブル断熱・断熱等級7標準(例外あり)・全館床暖房標準・耐震等級3
セイダイ 金沢市石川県(北陸)中心要問い合わせ要問い合わせSHS工法・UA0.34/C0.37(昨年度実績平均)・全棟2回気密測定・evoltz制震
玉家建設 金沢市石川県・富山県要問い合わせ要問い合わせ1967年設立・断熱等級6(+yoursは等級5)/C0.7標準・新基準耐震等級3全棟×許容応力度計算・SJ工法・県産材
秀光ビルド 加賀市北陸・甲信越を中心に全国約71〜85万円(UL-Jの北陸エリア価格をもとに当サイトが計算・税込)1,412万円〜(UL-J 2階建20坪・税込・コミコミ価格)コミコミ価格・耐震等級3標準×許容応力度計算・独自制震SK4.1が壁倍率4.1倍で大臣認定
さくら 金沢市石川県中心、富山・福井・岐阜・愛知・京都要問い合わせ要問い合わせ施工実績1,000棟超〜2,000棟以上(公式のページで分かれる)・BELS5☆/UA0.6以下・初期20年〜最長60年保証・24時間365日サポート
  1. 一条工務店

    本社
    東京都江東区(静岡県浜松市にも本社)・県外
    対応エリア
    全国(石川は金沢・金沢東・野々市の計3展示場)
    坪単価
    70〜100万円(住宅情報媒体の掲載値をもとにした目安・全国基準)
    本体価格
    約2,310万〜3,300万円(延床33坪)
    特徴
    外内ダブル断熱・断熱等級7標準(例外あり)・全館床暖房標準・耐震等級3
  2. セイダイ

    本社
    金沢市
    対応エリア
    石川県(北陸)中心
    坪単価
    要問い合わせ
    本体価格
    要問い合わせ
    特徴
    SHS工法・UA0.34/C0.37(昨年度実績平均)・全棟2回気密測定・evoltz制震
  3. 玉家建設

    本社
    金沢市
    対応エリア
    石川県・富山県
    坪単価
    要問い合わせ
    本体価格
    要問い合わせ
    特徴
    1967年設立・断熱等級6(+yoursは等級5)/C0.7標準・新基準耐震等級3全棟×許容応力度計算・SJ工法・県産材
  4. 秀光ビルド

    本社
    加賀市
    対応エリア
    北陸・甲信越を中心に全国
    坪単価
    約71〜85万円(UL-Jの北陸エリア価格をもとに当サイトが計算・税込)
    本体価格
    1,412万円〜(UL-J 2階建20坪・税込・コミコミ価格)
    特徴
    コミコミ価格・耐震等級3標準×許容応力度計算・独自制震SK4.1が壁倍率4.1倍で大臣認定
  5. さくら

    本社
    金沢市
    対応エリア
    石川県中心、富山・福井・岐阜・愛知・京都
    坪単価
    要問い合わせ
    本体価格
    要問い合わせ
    特徴
    施工実績1,000棟超〜2,000棟以上(公式のページで分かれる)・BELS5☆/UA0.6以下・初期20年〜最長60年保証・24時間365日サポート
坪単価の幅を図で見る(2社)
石川県のおすすめ住宅会社のうち、坪単価の目安がある2社
  1. 一条工務店 70〜100万円
  2. 秀光ビルド 約71〜85万円

※目盛りは万円/坪。セイダイ・玉家建設・さくらは公式に坪単価・価格がないため、帯に出していません。

※坪単価は、秀光ビルドはUL-Jの北陸エリア価格から当サイトが計算(2026年10月6日確認)、一条工務店は住宅情報媒体の掲載値をもとにした目安(2026年7月時点・全国基準)です。セイダイ・玉家建設・さくらは公式に坪単価・価格がありません。本体価格は「坪単価×延床33坪」の建物だけの価格で、土地・付帯工事費・諸費用・外構は含みません(秀光ビルドの価格は、確認申請・仮設工事・地盤調査なども含むコミコミ価格です)。加賀平野では融雪・耐雪屋根・除雪動線・多湿対策など北陸特有のコスト、能登では地盤や耐震強化のコストも加味してください。正確な金額は各社の見積もりで確かめてください。

1. 一条工務店|外内ダブル断熱・全館床暖房、重い湿雪の加賀平野の冬に強い全国大手

こんな人におすすめ 石川で、全館床暖房と超高断熱を大手の品質・保証で建てたい人。

価格・対応エリア

坪単価の目安
70〜100万円(住宅情報媒体の掲載値をもとにした目安・全国基準)
対応エリア
全国(石川は金沢・金沢東・野々市の計3展示場)
本体価格の目安
約2,310万〜3,300万円(延床33坪)

主な強み

8項目の評価チャートを見る
3 5 断熱・気密 耐震 デザイン 提案力 価格の手頃さ 保証・アフター 施工実績・規模 素材・設備

見積もり時に確認すること

公式サイト・出典:本社は東京都江東区(静岡県浜松市にも本社)。公式サイト ichijo.co.jp

2. セイダイ|SHS工法・全棟2回の気密測定、金沢市の超高断熱高気密地場

こんな人におすすめ 加賀・金沢周辺で、数値を公表している超高断熱高気密を最優先したい人。

価格・対応エリア

坪単価の目安
要問い合わせ
対応エリア
石川県(北陸)中心
本体価格の目安
要問い合わせ

主な強み

8項目の評価チャートを見る
3 5 断熱・気密 耐震 デザイン 提案力 価格の手頃さ 保証・アフター 施工実績・規模 素材・設備

見積もり時に確認すること

公式サイト・出典:本社は石川県金沢市大友(1977年6月設立・資本金1,000万円・従業員33名〈令和8年4月〉・建築士事務所。セイダイホールディングスの中核)。公式サイト seidai.jp

PR

セイダイのカタログを取り寄せる

  • セイダイは、持ち家計画で請求できます
持ち家計画でカタログを請求する

※2026年10月9日時点。

3. 玉家建設|耐震等級3を全棟標準、1967年設立の金沢地場

こんな人におすすめ 加賀・金沢周辺で、構造計算と県産材を標準で押さえ、年間邸数を限定する丁寧な家づくりを重視したい人。

価格・対応エリア

坪単価の目安
要問い合わせ
対応エリア
石川県・富山県
本体価格の目安
要問い合わせ

主な強み

8項目の評価チャートを見る
3 5 断熱・気密 耐震 デザイン 提案力 価格の手頃さ 保証・アフター 施工実績・規模 素材・設備

見積もり時に確認すること

公式サイト・出典:本社は石川県金沢市入江(1967年2月設立・資本金5,000万円・従業員120名・一級建築士事務所)。石川本社・富山に支店。公式サイト tamayakk.com

4. 秀光ビルド|耐震等級3標準・独自制震の大臣認定、加賀市のコミコミ価格地場

こんな人におすすめ 加賀・加賀市周辺で、能登地震後の耐震性能と、コミコミ価格の分かりやすさを重視したい人。

価格・対応エリア

坪単価の目安
約71〜85万円(UL-Jの北陸エリア価格をもとに当サイトが計算・税込)
対応エリア
北陸・甲信越を中心に全国
本体価格の目安
1,412万円〜(UL-J 2階建20坪・税込・コミコミ価格)

主な強み

8項目の評価チャートを見る
3 5 断熱・気密 耐震 デザイン 提案力 価格の手頃さ 保証・アフター 施工実績・規模 素材・設備

見積もり時に確認すること

公式サイト・出典:本社は石川県加賀市山代温泉(1991年10月創立・資本金7,800万円・従業員1,002名〈グループ全体・2026年8月期〉・グループ7社)。金沢店は野々市市御経塚。公式サイト shukobuild.com

5. さくら|施工実績の厚み・最長60年保証、金沢市の実績地場

こんな人におすすめ 加賀・金沢周辺で、施工実績の厚みと長期の保証、複数ブランドから選べる幅を重視したい人。

価格・対応エリア

坪単価の目安
要問い合わせ
対応エリア
石川県中心、富山・福井・岐阜・愛知・京都
本体価格の目安
要問い合わせ

主な強み

8項目の評価チャートを見る
3 5 断熱・気密 耐震 デザイン 提案力 価格の手頃さ 保証・アフター 施工実績・規模 素材・設備

見積もり時に確認すること

公式サイト・出典:本社は石川県金沢市二口町(1993年4月設立・施工実績1,000棟超・特定建設業 国土交通大臣許可)。公式サイト sakura-inc.net

能登半島地震のあと、石川の住宅会社14社の耐震

結論:14社とも耐震等級3に触れていますが、「全棟」「標準仕様」と書いている会社と、「3相当」「対応可能」「基本」「商品により」と書いている会社があります。 同じ言葉でも意味が違うので、確かめる順番を先に決めておくと迷いません。

先に、3つの言葉を短く説明します。

5社の耐震の公表内容(2026年9月3日確認)

会社耐震等級許容応力度計算制震装置
一条工務店全棟で等級3・標準仕様全棟記載なし(免震はあり)
セイダイ全棟で等級3または3相当施工事例に記載あり制振ダンパー evoltz
玉家建設新基準の等級3を全棟明記あり「対応可能」(標準ではない)
秀光ビルド等級3・標準仕様明記あり独自のSK4.1(商品によりオプション)
さくら商品ZENITHで等級3・標準店舗の紹介ページに記載あり制震ダンパー evoltz

表の5社は、この記事でおすすめとして紹介している会社です。そのほかの9社の表は、すぐ下にあります。

出典:一条工務店 耐震性能・一条アドバンス免震/セイダイ レジリエントな家/玉家建設 構造と性能・はじめての方へ/秀光ビルド 性能と品質/さくら ZENITH・SmartHouse2030 テクノロジー

ほかの9社の耐震の公表内容(2026年10月8日確認)

石川県に本社がある会社と、石川県に支社・支店がある富山県の会社です。公式サイトの言葉の区別(「全棟」「標準」「基本」「対応可能」「3相当」など)をそのまま残しています。

会社(本社)耐震等級許容応力度計算制震装置
ひまわりほーむ(金沢市)全棟で等級3記載を確認できず制震ブレースを標準採用
クラシノハウス(金沢市)等級3・標準仕様記載を確認できず制震ダンパー MIRAIE Σ・標準仕様
サンリーハウス(金沢市)等級3(分譲住宅UNIVERSEは等級2)記載を確認できず制震装置を全棟に標準採用
ニューハウス工業(金沢市)等級3を標準とした場合の仕様例(等級は変えられる)明記あり(等級2・3で実施)ミライエ・オプション仕様
アイワホーム(野々市市)性能のページは等級3(コラムは「3相当」の壁量を標準)記載を確認できず制震ダンパー MIRAIE を標準装備
シィー・プランニング(野々市市)コラムは等級3を標準/性能表は等級2〜3一棟一棟MIRAIE を採用(標準かの記載なし)
大黒建設(小松市)等級3に「対応可能」記載を確認できず地震ブレーキUFO-E(標準かの記載なし)
タカノホーム(富山県富山市・金沢市に石川支社)等級3を「基準」と考える・商品CREAは標準仕様全棟(構造検討に用いる)制振ダンパー evoltz を標準採用
アルスホーム(富山県富山市・金沢市に支店)等級3を「基本」(異なる場合あり)記載を確認できず記載を確認できず

出典:ひまわりほーむ ひまわりほーむの秘密・商品 FIT/クラシノハウス 性能/サンリーハウス テクノロジー・家づくり・分譲住宅 UNIVERSE/ニューハウス工業 耐震・断熱/アイワホーム 性能・コラム/シィー・プランニング 施工について・コラム/大黒建設 性能/タカノホーム 工法・CREA/アルスホーム よくある質問

各社が実際に書いている言葉を、そのまま引きます。

「記載を確認できず」の確かめ方:セイダイとさくらは、商品・家づくりのページには「許容応力度」「構造計算」の語が見当たらず、施工事例や店舗の紹介ページに書かれていました。ページの種類で書いてある場所が違う会社があります。 ほかの9社の「記載を確認できず」は、2026年10月8日に、ひまわりほーむ17ページ・クラシノハウス4ページ(当時の固定のページ。サイトはその後作り直されています)・サンリーハウス18ページ・アイワホーム20ページ・大黒建設13ページ・アルスホーム15ページを開いて、同じ語を探した結果です(施工事例・ブログ・コラムの大半は見ていません)。打ち合わせで直接お尋ねください。

同じ「耐震等級3」でも、確かめることが3つあります

1つめは、標準かオプションかです。 一条工務店と秀光ビルドは「標準仕様」と書いています。さくらは商品ZENITHについて「標準」と書いています。ほかの9社では、クラシノハウスが「標準仕様」、ひまわりほーむが「全棟」と書いています。ニューハウス工業は制震を「オプション仕様」、サンリーハウスは分譲住宅UNIVERSEを耐震等級2と書いています。商品ごとに違う会社があるので、検討している商品名で確かめてください。

2つめは、等級3か「3相当」かです。 セイダイは公式サイトで両方を並べて説明しています。同社の地震保証の節(耐震のページの中にあります)には、耐震等級3は「建築確認同様に申請されたもの」、耐震等級3相当は「耐震等級3と同等以上の耐震性が確認できたもの」と書かれています。 アイワホームも、性能のページは「耐震等級 3」、コラムは「耐震等級3相当」と、2つの書き方をしています。申請して評価を受けたものと、社内の解析で確認したものは手続きが違います。 どちらが良い悪いではなく、住宅性能評価書が出るかどうかで、地震保険の割引の手続きも変わります。

3つめは、計算の方法です。 秀光ビルドは「同じ『耐震等級3』でも、計算方法によって構造強度ランクに差が出ることがあります」と自社で書いています。許容応力度計算か、簡易な壁量計算か。許容応力度計算をすると公式に書いているのは、ほかの9社ではタカノホーム(全棟)・ニューハウス工業(等級2・3で実施)・シィー・プランニング(一棟一棟)です。見積もりの段階で「どちらの計算ですか」と聞くのがいちばん早いです。

金沢市・加賀・能登で、聞く順番を変えてください

金沢市・野々市市・白山市など加賀平野で建てるなら、雪の重さを計算に入れているかを先に聞いてください。 北陸は屋根に積もる雪の重さが加わるため、同じ耐震等級3でも必要な構造が変わります。セイダイは公式サイトで「雪が多い北陸地方では、屋根に積もる雪の重さも加算されるので、太平洋側等よりも厳しい計算が求められます」と書いています。

加賀市・小松市など県南で建てるなら、商品ごとの違いを聞いてください。 秀光ビルドのように商品によって制震ダンパーがオプションになる会社があります。ほかの9社のうち、耐震等級3を「全棟」「標準」と書く会社は、本社が金沢市・野々市市か、金沢市に拠点がある富山県の会社でした。小松市の大黒建設は、耐震等級3に「対応可能」と書いています。当サイトが2026年10月8日に開いた範囲では、この記事の5社の秀光ビルド(加賀市)のほかに、小松市・加賀市・能登に本社がある会社で、耐震等級3を「標準」「全棟」と食い違いなく書く会社は見つかりませんでした(小松市のSIMPLE NOTE小松は、全棟で等級3の認定を取ると書く一方、商品の表ではスタンダードが等級2です)。小松市のキャロットホームは、地震や積雪などの外力を受けたときの安全性を事前にシミュレーションすると書いていますが、耐震等級3を標準とは書いていないので、表には入れていません。

能登(七尾市・輪島市・珠洲市など)で建てるなら、建物より先に地盤と敷地の話になります。 14社はいずれも本社が加賀側か県外で、能登での対応可能エリアと地盤調査の進め方は会社ごとに違います。復旧・復興の支援制度は石川県の住まいの再建に向けた支援に案内があります。 制度は更新されるので、最新の内容は県のページでご確認ください。

なお、2つの表は14社が公式サイトに書いていることを並べたものです。 書いていないことが「やっていない」という意味ではありません。耐震は、実際の敷地と間取りが決まってから決まる部分が大きいので、最後は見積もりと構造の説明で確かめてください。

タイプ別・こんな選択肢も

石川で施工実績のある性能公開型の広域勢なら「タカノホーム」:本社は富山県富山市の広域ビルダーです。HEAT20 G3の認証を取得(公式の表記)、平均C値0.4・全棟気密測定、耐震等級3基準・全棟許容応力度計算・大臣認定のTOPS工法・制震evoltz全棟標準と、性能の数字を公表しています(公式 断熱×気密・2026年10月16日確認)。石川にも施工実績・拠点がありますが、石川の地場ではなく富山本社の広域ビルダーです。

越境の広域・ローコストなら「ステーツ」「パパまるハウス」:ステーツは新潟本社の広域ビルダーです。パパまるハウスは株式会社ヒノキヤグループ(本社 東京都千代田区)のパパまるハウスカンパニーが運営する企画型ローコストで、本部は新潟市です。アルスホームも富山本社の広域勢です。この3社は石川の地場ではなく県外・広域資本で、地元密着とは性格が異なります。なお、アントールは石川県七尾市に本店(金沢市に金沢本社)を置く石川の会社で、富山にも店があります。本社所在地・性能の詳細は各社の公式サイトでご確認ください。

能登エリアで建てるなら:七尾・輪島・珠洲など能登半島の地場ビルダーは、UA値・C値・断熱等級などの性能数値を自社サイトで公開している会社が本記事の調査時点では乏しく、5社の枠には入れていません。能登での家づくりは、2024年の能登半島地震後の復興・耐震・支援制度の文脈が大きいため、後述の支援制度もあわせて、各社の耐震仕様と地盤対応を個別に確認してください。

石川で失敗しない住宅会社選び 3つのポイント

モデルハウスを見学する夫婦と住宅会社の担当者

1. 地域区分と断熱・気密の性能値を確認する:石川は金沢市・小松市・野々市市・白山市(旧松任)=6地域、七尾・輪島・珠洲・加賀市など能登・加賀周辺=5地域で、白山市の山間部などはさらに寒冷な区分になる場合があります。自分の建築地の区分に対して、UA値・C値・断熱等級を公表しているか、その水準はどうかを確認しましょう。あわせて、全棟気密測定を実施しているか、重い湿雪への耐雪や多湿対策も確認ポイントです。

2. 能登半島地震をふまえ、耐震・制震の考え方を確認する:2024年1月の能登半島地震(最大震度7)以降、石川では耐震等級3・許容応力度計算・制震ダンパーへの関心が非常に高まっています。今回の5社でも、秀光ビルドは耐震等級3標準・許容応力度計算・独自制震SK4.1(壁倍率4.1倍の大臣認定・揺れ最大約81%軽減)、玉家建設は新基準耐震等級3を全棟+許容応力度計算、セイダイは耐震等級3または3相当+制振evoltz、さくらは制振ダンパーと、公表内容の強さや表現が分かれます。「耐震等級3が全棟標準か」「許容応力度計算(構造計算)を行うか」「制震装置は何か」を、条件つきで確認しましょう。被災された方や建て替えを検討する方は、後述の支援制度もあわせてご確認ください。

3. カタログを集めてから展示場へ:資料で価格帯・工法・断熱性能・空調方式・保証を横並びにしてから会いに行くほうが、営業トークに流されず冷静に比較できます。豪雪・多湿の北陸では、断熱・気密性能や耐雪仕様、制震・耐震の考え方もあわせて見比べましょう。展示場めぐりは候補を2〜3社に絞ってからで十分です。

まとめ

石川県で、断熱・気密や耐震・保証の公開情報を確認できる住宅会社5社を紹介しました。

次にやること:「建築地の地域区分と断熱・気密の性能値」「能登半島地震をふまえた耐震・制震の考え方」「本社が石川県内か県外・越境か」を確かめ、気になった2〜3社のカタログを取り寄せるところから始めてください。

関連記事:特集:注文住宅の資料請求のやり方|何社に頼む?営業は来る?

出典・本記事の作成方針

5社は、石川の家づくりの代表的なタイプ(全国系の超高断熱×全館床暖房/金沢のSHS工法の超高断熱高気密の地場/金沢の木造自然素材×構造計算の老舗地場/加賀市のコミコミ価格×耐震の地場/金沢の実績×長期保証の地場)が分かれ、断熱・気密と能登半島地震後に関心が高い耐震の公開情報を確かめられる会社の中から、本社が石川県内か県外かを明記できるように選びました。実績・性能には出典(公式サイト)を付けています。

主な出典:国土交通省 地域区分表/石川県 住まいの再建に向けた支援/石川県 住宅関連支援制度ポータル/令和8年度 住まいの省エネ促進事業費補助金(令和8年10月15日で受付終了)/住宅省エネ2026キャンペーン/各社公式サイト

採点の方法と、数字・会社情報の扱いについて
  • 8項目チャートは、各社の公開情報をもとに当サイトが評価した目安です。各社の公表姿勢も含めて評価しており、各社の優劣を保証するものではありません。
  • No.1・順位の表記:一部の媒体・自社サイトでセイダイの「累計着工棟数 北陸No.1」のような表記が見られますが、集計主体・期間・対象を確認できなかったため、本記事ではNo.1・順位・累計棟数を断定的には使用していません。
  • 本社の所在地:一条工務店は東京本社の全国大手で「石川地場」ではありません。セイダイ(金沢市)・玉家建設(金沢市)・秀光ビルド(加賀市)・さくら(金沢市)が石川本拠の地場です。タカノホーム(富山)・ステーツ(新潟)・アルスホーム(富山)・パパまるハウス(株式会社ヒノキヤグループ〈東京都千代田区〉のパパまるハウスカンパニー・本部は新潟市)は石川の地場ではなく、県外・広域資本のビルダーです。アントール(本店は七尾市・金沢本社は金沢市)は石川本拠の会社です。
  • 坪単価:秀光ビルドはUL-Jの北陸エリア価格から当サイトが計算した値、一条工務店は住宅情報媒体の掲載値をもとにした全国基準の目安です。セイダイ・玉家建設・さくらは公式に掲載がないため載せていません(商品・時期・仕様により変動します)。
  • 性能・保証:UA値・C値・断熱等級・保証年数・耐震等級は商品・グレード・条件で異なります。公式サイトでの公表が確認できなかった項目は、その事実を中立に記載しています。
  • 耐震の章の「ほかの9社」:2026年10月8日に、石川県に本社がある会社と石川県に拠点がある富山県の会社の公式サイトを開き、耐震等級3に触れている会社を選んで足したものです。おすすめの5社とは別で、順位ではありません。会社の許可番号と代表者の名前は書いていません。
  • 補助金・支援制度:年度・予算・受付状況・被災状況で変わるため、最新は各自治体・国の公式サイトで必ずご確認ください。石川県には、ZEH水準等の省エネ住宅を対象とする「住まいの省エネ促進事業費補助金」があり、令和8年度の受付は2026年10月15日で終わりました。能登半島地震で被災された方向けには、被害程度に応じた「被災者生活再建支援金」(基礎支援金と加算支援金をあわせて最大300万円)、県と市町が連携する「能登創生住まい支援金」、「自宅再建利子助成事業」などの復興系支援があり、加賀と能登で使える制度・金額が異なります。